「春の雪」
三島 由紀夫原作 行定勲 監督の
「春の雪」をDVDで見ました。
コレ、違う映画を見てた時に予告編が入っててすごい絵がきれいだったのでレンタルしてきたのですが、本編もすっごい映像美!!!
ヒロイン役の竹内結子も今までそんなに気にしたことなかった女優さんだったのですが
こんなにキレイでしたっけ?!この方?!というぐらい美しすぎてびっくり!!
しかも「何にも知らないお嬢様」から徐々に「色気のある大人の女性」に変わっていく様なんてもう見事ですよ!(まあ最後まで「お嬢様」でしたが)
妻夫木くんも「若さゆえにエロい事ばっか考えちゃうおバカさんな男」がうまかった~!
「ジョゼと虎と魚たち」(この映画大好きなんですが)でもそうゆう役上手だったもんね…
(褒めてますよ!!妻夫木くん大好きですよ!!)
さてこの映画、サイトの方にも書いてありますのでこっちにも書いちゃいますが
大正時代の政略結婚などのしがらみで結ばれない二人の話・・・・
そんな話を表すかのように百人一首にもでている
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」
と、いう歌が出てきます。
私は和歌とかほんっとに詳しくないのですがこの歌だけはコチラで先に知ってたので
なんともはや、複雑な心境でした・・・(;´Д`)(笑)
続きは個人的な感想とネタバレですので見たい方だけどうぞ~
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先に書きました主人公二人のほかの出演者も豪華です!
祖母役の岸田今日子、蓼科役の大楠道代、ちょっとしか出てこないけど
皇族役のミッチーもいい雰囲気でした。
キレイな映像美!そして豪華な出演陣の演技!!
は、とてもよかったと思うのですが
だからと言ってオススメなのかと言われるとそうでもないです(笑)
三島 由紀夫の原作を読んでいないのでなんともいえないのですが
なんか約二時間には入りきらない内容をムリヤリつめちゃいました・・・??という感じ。
内容が薄くなっちゃったかなー?というもったいなさがありました。
でもね
主人公達のエロ密会のシーンも美しいのですが
隣の窓格子からチラチラのぞくようなカメラワークでドキドキしたり
お嬢様の侍女の蓼科が黒い紋付(?)を着て神社の赤い門に立つコントラストや
祖母の家からの庭の緑を見る妻夫木くんの立ってる姿がかっこよかったりとか
オペラを見る聡子の帽子の花の飾りがゆれる度に見とれてしまう白い頬とか
深夜の密会する二人が手をとりあって森の中を走る影だけが美しかったりとか
ズボンにサスペンダーで上半身裸の妻夫木くんがおもしろかったりとか(笑)
視覚的にはとてもよかったです(´∀`)
もしもレンタルビデオ屋さんで
「うーんうーん、見たい映画が何もないけどなんか見たい」って時に
見てみてください~☆
by k-z-ki
| 2006-11-18 01:15
| 映画