IE9ピン留め
グミ・チョコレート・パイン

大槻ケンヂ原作、ケラ監督の
「グミ・チョコレート・パイン 」を見てきました。

80年代、第一次バンドブームがくる前
ナゴムレコードなどの自主レーベルができた時代
インターネットもなく携帯電話もなかった時代
学校に行ってもクラスメイトの話題はアイドルとか彼氏彼女とかおろしろくもない話ばっかり。。。

俺は違う!!みんなとはちがう!!!!
俺にはなにかできるはず。。。
ただなにかに気づいてないだけだ!


と、思っているだけで何もできずしてる事といえば
昼ごはんを抜いて名画座に通う為のお金を貯めたり
友達と夜中集まって隠れて酒を呑んだり
アイドルのグラビアでオナニーする毎日。。。
そんな「大橋賢三」の話。

原作も読んだし何より原作者が主張してるので改めて書きますがこれは
大槻ケンヂの自伝ではありません。
ただ賢三の心情はオーケンの高校生時代そのままだとは思います。

自分だけ特別だと思う...それって今では単に「中二病」って呼ばれて
終わってしまいそうですが思春期のかわいい妄想ですよねwww。

原作がとにかく大好きで映画も楽しみにしていましたが
ちょっと原作とはストーリーが違います。
原作は高校生時代のみの話なのですが映画は主人公が30歳になってしかもリストラされたところから始まります。



久しぶりに帰った実家にかつての高校時代の思い出「美甘子」からの手紙が。
賢三は美甘子が最近自殺していた事を知らなかった。
そんな美甘子からの手紙には
「あなたのせいなのだから。。。。」と.....

その手紙に見に覚えのない賢三は戸惑うのですが、
監督がケラだけあってこの導入部分からどんどん引き込まれていきます。
去年ナイロン100℃のお芝居「わが闇」を観劇してきましたが、ケラはおもしろいけど悲しい(逆かな?)人間のもろもろを描き出すのがホントうまいなあ〜。
(本人はそういう評価はいやがりそうだけどw)

映画の中が80年代なのでお酒が「タコハイ」(笑)だったり
LPレコードだったり名画座の映画館の雰囲気だったり
カセットテープで録音したり、アイドルがおニャン子だったりw

なによりヒロイン「美甘子」の髪型が古くていいw
あとなんかぽっちゃりしてるとこも年代を感じますw

青春時代読んでた雑誌がセブンティーンやnon'noとかではなく
宝島やFOOL'S MATE(私はPLAM愛読してましたw)の人
イカ天世代でマサコさんや人間椅子などが好きだった人ははオススメですw

映画冒頭プロローグにもあるのですが
この映画が一言で言ってかなり地味です。
もうもうホント地味。地味で地味でしょうがない。

でもそれでいいのです。
あの時代、もしかしたら今もそうかもしれないけど
ほとんどの人の青春なんてそんなもんだもん。


本当に「人生はグミ・チョコレート・パイン」なんだと
グーで地道に勝ってもチョキで一気に勝ち進んだり人の人生は平等ではない。
ただ遅かれ早かれたどり着くとこは一緒だと。

私の中高時代なんて思い出したくないよ。
でも、この映画見てちょっと思い出しちゃった。

それがケラの狙いならまんまと罠にはまったような...
そんな心地よい悔しさがありました。

そんなわけでまだまだ上映中の映画もおすすめですが
原作の方がかなりおすすめです。

「グミ編」
から始まって
「チョコ編」
,「パイン編」と3部作になりますがサクッと読み終わっちゃいますよん。


by k-z-ki | 2008-02-14 01:30 | 映画
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